2021年05月の説教集
「キリストの涙と叫び、人として」
詩編 九八・一ヘブライ 五・一~一〇ナザレのイエスが神の子、御子であられる。そしてこのイエスが、父なる神様に忠実な偉大な大祭司であられる、というのは、初代キリスト教徒の人々にとって、とっても新しい認識
「近づこう、恵みの御座に」
エゼキエル一一・一九~二〇ヘブライ 四・一四~一六今日はペンテコステ(聖霊降臨日)です。聖霊が降ることを旧約聖書はこう描いています。私は彼らに一つの心を与え、彼らの中に新しい霊を授ける。私は彼らの肉から
「み言葉は、エネルギッシュに生きている」
詩編 三二・一~五ヘブライ 四・一二~一三神の言葉は生きて(ヘブライ四・一二)いる。言葉が生きているとはどういうことか。生きている言葉の前に私たちは何を自分の言葉として語り得るか。教会の内に神の言葉が生き
「神の聖者が来られた」
詩編 二四・九~一〇マルコ 一・二一~二八ある安息日に四人の弟子たちと共にカファルナウムの町、その会堂に来られた主イエス、実は神の聖者でした。会堂にやって来られ御国の福音を宣べ伝えると、この会堂に汚れ
「あずかろう、神の安息、今日の内」
創世記 一・三一~二・三ヘブライ 四・一~一一今日のヘブライ書は、福音をこう表現します。「神の安息に与る(あずかる)」。神様がこの救いの物語を描いておられます。神様はこの物語のためにまず第一に、歴史の前の段